市長の企業訪問記

東洋製罐株式会社

訪問日:2013年11月27日(水)

 今回訪問した企業は、千歳市第2工業団地に立地する「東洋製罐株式会社」です。
 東洋製罐株式会社千歳工場は、昭和47年に設立され、昨年操業40周年を迎えました。飲料用缶やプラスチック容器の製造を行っている業界最大手の企業です。

 東洋製罐株式会社は、レトルトご飯や詰め替え用洗剤等のパウチも製造していますが、千歳工場は飲料容器(缶、ペットボトル)を専門に製造しているとのことです。 道内の缶ビール容器は、ほとんどこちらの工場で製造したものだそうです。

 製造に係るエネルギーは、ペットボトルは主に電気、金属缶は主にガスを使用するそうです。また、製品のプリント面の下の方に紫外線を当てると浮き出る8桁の数字があり、製造工場や製造年月日もわかるそうです。
 最近のペットボトルは、各社がオリジナルデザインの形状になってきているので、プリフォーム(試験管状の物)の形で出荷するものが増えているとのことです。
 主な製缶工程は、鋼板をプレスで打ち抜いて器をつくり、上面を揃えてカットし、プリントします。技術的にはより薄い缶も可能ですが、へこみやすくなり、私達消費者が握りにくくなるために、それを考慮した厚さにしているそうです。
お忙しい中対応いただきました日里工場長をはじめ、従業員の方々に改めて感謝いたします。