市長の企業訪問記

日本アスパラガス株式会社

訪問日:2014年12月16日(火)

今回訪問した企業は、千歳市第1工業団地に立地する「日本アスパラガス株式会社千歳工場」です。
 日本アスパラガス株式会社は、平成18年から千歳工場を稼働し、主にペットボトル飲料の生産を行っています

 社名の由来は、大正11年に国内で初めてアスパラガスが岩内町で試験栽培され、大正13年に東洋で最初のアスパラガス缶詰工場として稼働を始めたことによるもので、創始者の意思を継ぐべく、当時の社名をそのままに現在の業務に至るそうです。
 現在は、農産製造部門は廃止し、主に飲料の受託製造を行っています。
 平成26年7月には、生産能力倍増のため、アセプティック(無菌充填)製造設備を導入した新工場を建設されました。アセプティックラインでは、ホットパック充填のペットボトルと違い、熱をかけないので、熱劣化が無く美味しく作ることができるほか、ペットボトルを薄くできるためコストを抑えることができるそうです。
 最新設備を導入したことにより短時間でボトル詰ができ、非生産時間の短縮につながり、充填ラインはコンベアをなくし省エネ・省資源化となっているそうです。
 当工場で生産される飲料品は、北海道流通向けのものですが、飲料品の道内流通分の3割ほどは、本州で生産しているそうです。そのため、道内流通分はできるだけ北海道で生産したい、また、名水100選に選定された千歳の美味しい水を生かした商品づくりにも取り組みたいとお話しいただきました。
 当日は、岩内町の本社からお出迎えいただきました工藤社長、久保常務をはじめ、お忙しい中対応いただきました国松工場長、従業員の皆様に改めて感謝いたします。