市長の企業訪問記

東名化学工業株式会社

訪問日:2020年02月28日(金)

 今回訪問した企業は、千歳第3工業団地に立地
する「東名化学工業株式会社」です。


 東名化学工業株式会社は、1967(昭和42)年に愛知県小牧市で設立し、今年で53年目を迎えるプラスチック成形容器の総合メーカーです。

 ここ千歳工場は、平成元年1月に操業を開始し、今年で32年目を迎えます。現在約40名の従業員が勤務しており、そのうち約4割が30歳以下で、平均年齢が31.9歳という若さあふれる職場です。積極的なコミュニケーションを通して、活気ある職場づくりに取り組んでいるとのことです。

 主な製造品は、私たちがコンビニやスーパーでよく目にするカップ麺の容器、アイスクリームの容器などで、月に数百万から一千万個を製造しており、製品はほぼ道内で販売されているものに使われているそうです。
 最大の特徴は、企画から配送までの「一貫生産システム」を採用し、コスト削減、作業の合理化を図り、お客様のニーズにきめ細かく対応できる体制を整えていることです。
 身近なところで、ここ千歳工場でつくられた容器が本当にたくさん使われていることを改めて知ることができ、千歳市として、また千歳市民として大変嬉しく思います。

 平成30年に発生した北海道胆振東部地震では、工場で製造した容器を、緊急対応として、避難所で使用する炊き出し用の容器として提供していただきました。
 いざという時に、このように立地企業の皆さまに迅速なご支援をいただけることは、わがまちの誇りです。このたびのご対応に、改めて心から感謝を申し上げます。

 また、市内で開催している生涯学習の祭典「ふるさとポケット」では、毎年容器の提供をいただいており、地域社会への貢献にも取り組んでいただいております。
 今後は、全国4工場のうち千歳工場のシェアを今以上に上げていきたいという力強いお言葉をいただきました。
 東名化学工業株式会社のさらなる躍進を期待しております。
 お忙しいところご対応いただいた中林取締役生産部長、藤田工場長をはじめ、従業員の皆さまに改めて感謝申し上げます。