今回訪問した企業は、千歳市第2工業団地に立地する「北海道森紙業株式会社千歳工場」です。
北海道森紙業株式会社は、平成3年に千歳市に移転、現工場にて操業を開始し、主に青果物や加工食品、各種飲料向け等の段ボールの製造加工販売を行っております。
様々な大きさや種類の段ボールを製造しており、千歳市内立地企業にも納めています。多品種に対応し、1万2千種類ほどの版のセットがあり、印刷対応も66色のインクを用意しているとのことです。
試験室では、お客様のニーズ(要望)に合わせ複雑な形の段ボールのサンプルも作ることができます。また、ここでは主に強度試験(箱にして潰す耐圧試験)や角度試験(段ボールの表面が滑りやすいと配送の際、荷崩れする恐れがある為何度で滑り出すのか)を行い品質管理に努めているとの事です。
かなり大きな原紙のロールが並んでいました。最大では2mの原紙を使用し、最小1.05mからの段ボール板を作っており、用途に合わせた多種・多様の段ボール箱を作る事が出来るそうです。
同社からは、東日本大震災の物資支援の際に梱包用段ボールを無償提供していただきましたが、今年4月28日には「災害時等における物資提供等の協力に関する協定」を締結いたしました。この協定により、災害発生時には、同社から段ボール製簡易ベッドなどの提供を受けることとしており、市民の安心安全に貢献していただいております。
お忙しい中対応いただきました石田事業所長をはじめ、従業員の皆様に改めて感謝いたします。